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湘南ねこの会

ウィルス検査

保護活動をしていると、色々なことに遭遇します。
分かっているようで分かっていないことがたくさんあります。
今日もそんな体験をしました。

去年保護した子なのですが、里親さんがみつからないまま、生後6ヶ月になりました。
ウィルス検査をしたところ、FeLV(ウィルス性白血病)が陽性と出ました。
ウィルス性ですから、他の猫に感染します。
予防のワクチンがあるのですが、効果は100%ではない、とも言います。
そして、他の感染症と違って、ワクチンをしてあるから、罹っても軽く済むという病気ではないのです。
感染したら、一生キャリアとして、発症の心配と向き合いながら生きていかなくてはなりません。
そんなわけで、FeLVキャリア、FIV(猫エイズ)キャリアの子の里親探しはとても難しいのです。

ですから、その子も里親募集を取り止めて、メンバーの家でずっと飼われることになりました。
ところが、FeLVキャリアの子が欲しいという人が現れました。
今、飼っている子がFeLVキャリアなので、同じ病気の子を友達として迎えたい、ということでした。
それならば・・・とそのキャリアの子を候補に上げました。
でも、念のため、と再検査してみました。

すると、何と、FeLV陰性と結果が出たのです。
これはどういうことなのでしょう?
先生のお話によると、通常の動物病院で使っている簡易検査キットでは、たまに起こる間違いなのだそうです。
FeLVウィルス以外のものを拾ってしまい、陽性と判定してしまうことがあるのだそうです。
逆に、陽性であるのに陰性と判定することは、まず、ないそうです。
ですから、今回の判定は信頼していいとのことです。
また、一つ勉強しました。

里子に出る話は壊れてしまいましたが、新たに健康体として里親募集をするつもりです。
by patirisia | 2010-12-04 00:42 | 猫の病気
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神奈川県平塚市を中心に活動する湘南ねこの会の活動記録です。4人で更新していますので、文体の違いなどはご容赦ください。

by patirisia
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